社会法人 日本家政学会

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日本家政学会刊行書籍の紹介

住まいの百科事典

 より多くの方に住まいと良い向き合い方をしていただきたいという気持ちで編集をした事典です。様々な新しい設備機器がつくられ、ライフスタイルが多様化する社会です。住まい手も、専門家も時に目先の情報や世論に振り回されそうになりますが、そんな時に判断のよりどころとなる考え方を、住まいに関わる各専門分野の方が示してくれている事典です。
 見開き2ページを1項目として、全303項目の全15章。施主との対話のツールとして、学校や図書館での調べ学習の資料として、その他広くお使いいただけることを期待しています。
現代家族を読み解く12章

 本書は、現在の日本の家族にさまざまな角度から光を当て、その実態をとらえるとともに、家族に関わる多様な議論を検討し、今後の家族を展望することを目指しています。家族関係学部会の部会員を中心に取り組み、12の章構成で、見開き2ページを1項目として、81の項目で構成しています。家族に関わる研究者、家政学に関わる研究者、家族を学ぶ大学生(教科書)、家庭科教員、さらに、行政の施策立案者や生活支援職に従事する人など、幅広く読まれることを目指しております。ご活用いただければ幸いです。
児童学辞典

 児童学事典は「子どもの視座から、子どもを理解する」、「生活する子どもの姿に学ぶ」ことをめざし、「子ども」を切り口に、発達、保育、教育、福祉、看護、医学、心理学など多くの学問分野における関心事項、重要事項を集めました。各項目を2ページまたは4ページで解説し、学びのスタートとしても、だれもが興味・関心を広げることができるよう構成してあります。子どもの概念、生活、成長、家族や人間関係、遊び、文化、福祉、社会の変化と支援、研究法に至るまで、そして付録に子どもに関連する法律等、子どもに関する広範な知識も集約されています。ぜひご活用ください。      吉川はる奈(埼玉大)
衣服の百科事典

 被服学の領域は幅広く、衣服の素材・染色・洗浄などテキスタイル科学の分野、アパレルのデザインから生産、衣服内環境など造形・環境の分野、流通・消費科学・マーケティングなどの流通消費の分野、すべての分野の文化的背景となる服装の歴史・色彩などの美学の分野などから構成されているが、今日、それらの知識は希薄になっている。本書は衣服に関する情報を専門分野別に分類して項目を立て被服学の全領域を網羅し解説したものであり、どの項目から調べても、読んでも衣服についてさまざまな角度から理解できる構成となっている。
家政学からの提言
震災にそなえて


 東日本大震災を経験して、震災にあった時に少しでも健康で文化的な最低限の生活を送ることができるような方策をお伝えすることが、より良い生活のあり方を追究している日本家政学会の使命であると考え、本書を企画しました。
科学的根拠をふまえながらも、子どもから高齢者までわかりやすく情報を伝えるために、それぞれの内容をポイントを3つ程度にまとめ、絵で示しています。好評につき、改訂版を出版いたしました。大学のテキスト、小中高の家庭科や特別活動の副読本などでさらにご活用ください。
炊き出し衛生マニュアル

 (一社)日本家政学会では東日本大震災生活研究プロジェクトを立ち上げ、被災者の生活再建に向けた支援に取り組み、その一環として2012年にブックレット『震災に備えて 家政学からの提言』を刊行いたしました。これを活用してくださった炊き出し支援を行っていたボランティアの方から、支援団体の衛生管理能力は幅広く、事前の教育にも使える衛生マニュアルのブックレットを作ってほしいとの助言をいただきました。そこで震災シリーズ第2弾として、本ブックレットを刊行いたしました。大学のテキストや、小中高の家庭科や特別活動の副読本などでご活用ください。
東日本大震災
石巻市における復興への足取り

―家政学の視点で生活復興を見守って―

 日本家政学会東日本大震災生活研究プロジェクトと石巻専修大学による「東日本大震災における生活に関する研究」の発災から5年を経た被災地の現状の再検証と,研究課程で見えてきた新たな生活課題の実態などをまとめた成果報告書である。被災者自身が未来に向けて進める新たな取り組みをはじめ,被災経験を他の被災地のみならず日本の多くの人々に伝え生かすことを望み発信している事例も紹介している。
東日本大震災
ボランティアによる支援と仮設住宅

―家政学が見守る石巻の2年半―

 日本家政学会東日本大震災生活研究プロジェクトの被災地での約2年半の調査研究・支援活動をまとめた。まず調査地である石巻市の状況を阪神淡路大震災の被災地と比較して紹介し、プロジェクトの拠点である石巻専修大学の震災後の取り組みをまとめた。料理教室や手芸教室などの支援活動を通じて構築した仮設住宅居住者への調査や支援団体への調査を通じて明らかになった、仮設住宅を中心とした被災者の生活復興の立ち上がりの記録である。
石巻 わかめ料理創作グランプリ

 東日本大震災日本家政学会生活研究プロジェクトは石巻の特産物や伝統文化の情報発信の一環として石巻の特産物であるワカメの活用を目的として日本家政学会・石巻専修大学主催、NPO法人ラブギャザリング共催、宮城漁業組合石巻 北上町十三浜支所協賛、石巻市、宮城県東部地方振興事務所、石巻観光協会、石巻料理店組合、石巻教育委員会、東松島市教育委員会、女川町教育委員会後援で2014年10月12日に「ワカメ料理創作グランプリ」を開催した。そこでの優秀作品のレシピ、わかめの栄養と健康の関わり、十三浜わかめの紹介をしている。
たべるつくる石巻 春夏版

 東日本大震災後、日本家政学会は石巻専修大学とともに生活復興研究を行っているが、仮設住宅で料理教室を開き、被災された方々と食事作りをする中で郷土料理の伝承が必要なことがわかった。そこで、石巻の郷土料理に詳しい食生活改善推進員の方々に取材をし、素材については石巻専修大学の専門家の協力を得て、春夏の身近な食材と調理法をまとめた。石巻の食品素材の調理の様子を写真やイラストで示し、平易な表現をこころがけた。実際の調理は石巻市内の割烹滝川の阿部司料理長にお願いした。また、JAいしのまきにも協力して頂いた。全ての料理に栄養価を記し、英語のレシピも掲載した。公益財団法人飯島藤十郎記念食品科学振興財団の支援を受けて製作し、石巻市立の小中高校、幼稚園、子ども園、各給食センター、石巻市食生活改善推進員の各部会、石巻圏域の各高校、図書館などの石巻市内文化施設に無償配布をした。
たべるつくる石巻 秋冬版

 石巻の春夏の食材と料理法をまとめ出版した「たべるつくる石巻 春夏版」に続き、同様のコンセプトで秋冬の食材と料理法をまとめたものである。食材の特性を実験結果からも明示している。掲載の食材は魚介類が9割を占めており、石巻が魚介類の宝庫であることを再認識することができる。今後は春夏版・秋冬版を参考に石巻の食文化を子供たちに発信していく予定である。

A5版本文92ページ
取り扱い店 ヤマト屋書店各店、未来屋書店イオン石巻店など

ISBN978-4-9906439-3-5
C0477 ¥1000E
定価 本体1000円+税
(一社)日本家政学会
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